石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)
症状
40~50才代に多く(男性より女性に多い)、急に強い肩の痛み、夜間の痛み、運動時の痛みを感じます。そのため夜間全く眠れなかったり、肩を全く動かせなかったりすることもあります。
原因
肩の腱板内にたまった主にリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じているものと考えられています。
治療
急性期で痛みが強い場合、安静のため三角巾を使用したり、炎症をおさえる痛み止めの内服、痛みをおさえる注射を行います。痛みのコントロールがついたら関節の動きが悪くならないように(関節拘縮の予防)、肩の筋力がおちないようにリハビリテーションを行います。
ほとんどの場合、外来通院で軽快していきます。