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へバーデン結節

症状

手の指の一番先端の関節(第一関節)が腫れてきたり、曲がってきたりします。その際痛みを感じることもあれば全然ないこともあります。食器を洗ったり、パソコンを入力する動作、おはしが使うことなどが困難になったりすることがあります。症状が強いと痛みのため完全に曲げることができなくなることもあります。この病気の名はへバーデンの報告(1802年)にちなんでへバーデン結節と呼ばれています。ちなみに指の2番目(第二関節)の関節が腫れてくる同様な症状をブシャール結節といいます。

原因

40才から60才の女性にとても多く発生します。指の使いすぎや年齢的変化(加齢によるもの)によって起こるのものと考えられていましたが、近年原因の1つとして女性ホルモン(エストロゲン)の減少が関与しているとの報告がみられます。まれに男性に発生することもありますが60才以上に認められます。

治療

急性期で疼痛が強い場合、痛みをおさえる薬の内服、炎症・痛みをおさえる注射を行うこともあります。局所の安静をたもつために日常生活をひかえめにしたり、場合によって装具を使用することもあります。また痛みのコントロールにリハビリテーションを追加することもあります。通院での治療で改善されない場合や日常生活にたいへん問題がでている場合は手術を考えることもあります。

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