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外反母趾

症状

足の親指のつけ根(母趾)に痛みと変形を認めます。足の変形は母趾がとなりの第2趾のほうに曲がっていき、母趾のつけ根の関節が内側に突き出てきてしまします。その突出部がシューズにあたって炎症を引き起こし、シューズをはいていなくても痛くなることがあります。また足の裏(足底)にタコ(胼胝)を生じることもあります。

原因

女性(女性:男性=9:1))にとても多く発症します。ハイヒールやつま先が細くなった幅の狭いシューズによって母趾のつけ根が圧迫されて変形を起こします。また女性に多く発症することから関節弛緩性の関与が考えられています。母趾が第2趾より長いエジプト型の足(足趾)、偏平足であると生じやすい傾向があります。元々は靴の歴史の長い欧米人に多く認められる病気でしたが、日本人にもここ最近増加してきています。

治療

まずシューズの工夫として、足の指(足趾)が動かせるように、ヒールの高くないもの(少なくとも3cm以下)、足がシューズの中で前に滑らないように足背部を押さえるタイプのものを選ぶことが大切です(ウォーキングシューズなど)。運動療法としては、母趾を外側に動かすストレッチや足の筋肉強化訓練、母趾を広げる体操を指導しています。装具については母趾と第2趾の間にはさむものなどを使用します。疼痛が強い場合、一時的に炎症や痛みをおさえる痛み止めの内服を服用することもありますが、これらの保存的治療で改善が得られなければ手術的治療(骨切り術)を選択することもあります。

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