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オスグッド病

症状

小学校高学年から中学生の男子に多くみられ、約20%は両側に発生します。膝のお皿の下の骨(脛骨結節)に痛み・腫脹・発赤がみられ、進行すると同部に骨性様の隆起を触れるようになります。当初は運動後にのみ痛みを感じますが、だんだんと運動時にも痛みを認めるようになりスポーツ活動に支障が生じます。また日常生活おいては、正座や階段昇降でも痛みを感じるようになります。スポーツ活動を休んでいると症状がなくなりますが、スポーツを再開すると痛みがよく再発します。

原因

オスグッド病(オスグッドシュラッター病=Osgood-Schlatter病)は、1903年OsgoodとSchlatterがそれぞれ報告したことから命名されています。くり返される膝蓋腱(お皿の下の腱)のけん引によって脛骨結節の成長軟骨部が炎症・はく離・微小はく離骨折を起こすことで生じます。特に10~15才の成長期の子供が跳躍(ちょうやく)運動をくり返すスポーツをやりすぎると生じます。

治療

痛みの状況によってスポーツをひかえたり休んだりすることが必要になります。また本人以外として両親や競技の指導者にも協力が必要になるケースがたびたび見られます。痛みが強い場合は、炎症や痛みをおさえる痛み止めの外用剤や内服を処方します。また再発をくり返すことが多いので、スポーツ復帰をしても運動前後のストレッチや、運動後のアイシング等を習慣的に行うように指導します。

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