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変形性股関節症

症状

当初は歩き始めや立ち上がりの際に脚(あし)のつけ根(股関節)に違和感や痛みを感じます。安静にしていると症状がなくなることもありますが、一般的に症状は徐々に頻度があがり、長時間歩行した後のだるさや痛み、運動開始時の痛みをたびたび感じるようになります。さらに進行していくと正座ができなくなったり、和式のトイレで座れなくなったりなどの股関節の動きが悪くなってきます。そして常に痛み(股関節)を感じ、階段の昇り降りや靴下のはきかえ、爪切りなどの動作が困難となってきます。場合によっては足を引きずって歩くいわゆる跛行(はこう)を認めます。

原因

主な原因は、子供のころの病気(先天性の股関節脱臼など)や発育障害(股関節の形成不全)によるもので女性に多くみられます。また特に明らかな原因となる病気にかっかったことがなく認められることもあります。

治療

日常生活の負担を減らしたり、体重のコントールをしたり、歩行時に杖を使用したりします。炎症をおさえる痛み止めの内服、症状の状況によってリハビリテーションを行います(水中歩行や水泳等をおすすめしています)。しかし、日常生活に支障があったり、痛みのコントロールができない場合は手術を考えます。手術には自分の骨をいかして行う骨切り術、股関節を人工物に置きかえる人工股関節置換術があります。

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