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半月板損傷

症状

膝の外傷によって生じることが多く、痛んだ半月板部位(関節の内側や外側)に疼痛を生じます。疼痛のほかに特徴的な症状としては、膝の曲げ伸ばしの際にひっかかり感を感じたり、コキッとした音(click)、ロッキング症状、膝くずれ(giving way)、関節に水がたまったり(関節水腫)、太ももの筋肉の萎縮(大腿四頭筋萎縮)が認められることがあります。

原因

主に外傷によって損傷されることが多く、半月板の単独損傷、前十字靭帯損傷などを合併する半月板損傷、そして加齢変化にともなう変性半月板損傷が認められます。外傷での受傷状況(姿位)としては、膝関節に荷重がかかり曲がった状態で、急に回旋運動が加わった時に損傷を受けることが多く認められます。また小児の半月板損傷には円板上半月に起因すことが多く、明らかな外傷の既往がないケースを多数認めます。

治療

まずリハビリテーション(大腿四頭筋の強化など)、炎症や痛みをおさえる痛み止めの内服等の保存的治療を行います。しかし保存的治療に効果がなかったり、疼痛のため日常生活に支障がある場合は手術を選択します。手術は関節鏡下で主に行われ、損傷した半月板を取り除く方法(半月切除)と損傷した半月板を縫い合わせる方法があります(半月縫合)。

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